財界さっぽろ 2016年3月号のさわり

財界さっぽろ 2016年3月号

稲田朋美、細野豪志 自・民政調会長ダブルインタビュー

「今年は選挙という意味でとても重要な1年です」と自民党の稲田朋美政調会長は力を込めた。一方、夏の参院選で反転攻勢をかけたい民主党の細野豪志政調会長は、野党勢力結集するため、新党を立ち上げるべきと訴える。4月の道5区補選、参院選道選挙区への対応、新党大地との関係など、道内選挙事情を中心に展望を聞いた。

【特集】5区補選、あるぞ衆参ダブル選

 年内解散や衆参同日選がささやかれ、2016年の政界は一大政治決戦になる可能性が小さくない中、道内政界に衝撃が走った。鈴木宗男新党大地代表が動いたのだ。道5区補選を契機に民主党との縁を切り、自民党と手を結ぶという決断である。そのインパクトは小さくない。道5区補選の情勢、夏の参院選に向けた各党の動向、さらに各小選挙区を総点検した。

【特集】コンサドーレ“21年目の挑戦”

 1996年4月16日、道民の夢と希望を背中に受け、道内初のプロサッカーチームが産声をあげた。それから20年。コンサドーレ札幌は新たなフィールドで走り始めている。四方田修平監督、稲本潤一選手、河合竜二選手らのインタビュー。チーム草創期の“マル秘”裏話など、オールカラー44ページの大特集。人気選手の横顔を集めたグラビアも。ファン必見だ。

NHKが7割所有 「さっぽろテレビ塔」耐震改修、気になる費用負担

 札幌のランドマークで観光名所の「さっぽろテレビ塔」が2014年夏ごろから、耐震診断を受けている。仮に大規模な改修工事が必要となった場合、焦点となりそうなのが費用負担だ。さっぽろテレビ塔は文字通り、テレビ放送のための電波塔として1956年暮れから稼働し、付属の展望台などが完成した翌年夏に開業した。約60年が経過しており、老朽化が懸念されることから耐震診断がおこなわれている。

ついに元選手が声を上げた 「ノルディーア北海道」(女子サッカー)強制わいせつ事件

 M監督(当時)が突然、ベッドに入ってきて後ろから抱き「お前、本当に気持ちいいな~」と何度も言いながら、下半身を押しつけてきたという。女子サッカーチーム「ノルディーア北海道」で指導者によるわいせつ疑惑が噴出。おぞましい出来事が続発していた。言葉巧みに自宅に誘われ、同様の被害にあった女性はほかにもいるのだ。

3月末閉鎖!どうなる月寒・グリーンドーム

 道が所有する大型施設「月寒・グリーンドーム」が閉鎖される。グリーンドームは各種イベントで年間230日以上も稼働しているものの、老朽化が進んでいた。周囲の敷地も含めると12万2700平方メートル。広大な跡地で再開発をもくろむ業者がすでに触手を伸ばしている。一方、アマチュア野球の団体は跡地での球場建設を訴え、署名活動を展開中。また、札幌市が誘致を目指す冬季オリンピック・パラリンピックで活用する可能性もある。今後の展開が注目だ。

発起人は武部勤 モンゴル、ベトナムとの交流組織が発足

 札幌市内にある第1合同庁舎6階の会議室に60人以上が集まっていた。顔ぶれは道内企業の経営者、道議、民間団体の研究員など。外務省の本省幹部も出席したその場の中心には、元衆院議員の武部勤氏がいた。2月3日、北海道モンゴル経済交流促進調査会の設立総会が開催。武部氏は政界引退後、東亜総研を設立し、培った外交人脈を故郷に還元すべく動いている。3月にはベトナムとの友好組織も立ち上げるそうだ。