特集・道内教育界〝乱〟
道を相手取って訴えた日本大学系列の法人。教職員と学長の対立関係が続く北海道教育大学。無申告バイトでクビになった札幌医科大学の心臓外科教授。道内教育界のあちこちで“乱気流”が巻き起こっている。あまり表沙汰にならないが、教育界の深刻な問題をレポート。道内私大の財政力データなどをまとめた「強い大学、弱い大学」も掲載した。
選挙の遺恨引きずる芦別〝怪文書合戦〟
今年4月の芦別市長選は新人の今野宏氏と現職の清澤茂宏氏が一騎打ち。激しく争った末、今野氏が当選を果たした。ところが、選挙の遺恨を引きずった怪文書がバンバン出回っているという。そもそも発端は、清澤前市政下で流された誹謗中傷のビラ。第3セクターの問題について書かれていた。つまり、市長選をまたいで怪文書合戦が繰り広げられているのだ。さらに今野市長が中傷ビラの「清書をした」と議会で発言。混乱に拍車がかかっている。
覚せい剤使用で議会出席?自民党道連青年局長(大平修二石狩市議)のなれの果て
「そういえば最近、半袖を着ていなかった。いま考えるとそういうことだったのか」(ある石狩市議)。覚せい剤取締法違反で緊急逮捕された前石狩市議の大平修二容疑者。腕には複数の注射痕があったという。常習の疑いが濃く、大平容疑者は覚せい剤の影響が残った状態で市議会に出席していた可能性が高い。前代未聞のハレンチ市議は中学校卒業後、社会に出て石狩市議、自民党道連青年局長にまでなっていた。ある自民党ベテラン道議は「若い議員の資質が問われる」と嘆く。
八雲総合病院の薬物スキャンダル 55歳・医師と29歳・美人看護看護師の危険な情事
「2人が男女の関係にあったのは院内では有名な話だった。でも、まさか薬物で逮捕されるなんて。2人でどう使っていたのか、と話題になっている」(地元住民)八雲総合病院の阿部正幸医師、後藤絵利香看護師が麻薬取締法違反の疑いで逮捕、起訴された。阿部被告は既婚者だが、後藤被告と肉体関係を持ち、2人は鎮痛・麻酔薬のフェンタニルを乱用していたという。ただれた関係に司直のメスが入った格好だ。地元での評判を取材した。
特集・終焉!北洋サケ・マス 後手に回った根室市の痛恨
サケ・マス流し網漁が今年で終わる。その影響は道東を中心に計り知れない。禁止が表面化したのは昨年9月だった。ロシアの法案成立までを振り返ると、根室市など地元の動きは土壇場までなぜか鈍かったと言わざるを得ない。「もっと反対の声をあげていれば……」と長谷川俊輔市長や漁業団体は悔やんでも悔やみきれないはずだ。市の対応が遅れた理由を探った。すると、水産庁や外務省の甘い観測があった。特集では、北洋漁業の歴史もたどった。
笹原晶博北海道銀行頭取インタビュー 「地方創生の積極支援が私たちの使命」
「次のステージに向けて当行を変えていってくれ、ということだと自分なりに理解しました」――前頭取からバトンを渡された時の心境を、笹原晶博北海道銀行はそう語る。新体制では、地方創生への取り組みや道内企業の海外進出支援などを強化していくという。道内信金、信組にも呼びかけ、8月中に地方創生を推進するファンドの枠組みを固める方針だ。
エコノス、札証アンビシャス上場 長谷川勝也社長「エコの総合商社を目指す」
エコノス(本社・札幌)が6月24日、札幌証券取引所のアンビシャス市場への上場を果たした。長谷川勝也社長は「株式公開は10年来の目標だった。成長のエンジンを手に入れた」と話す。「ハードオフ」といったリユース事業の海外展開、カーボンオフセット事業の伸展など、飛躍の道筋を聞いた。