一軍本拠地がエスコンフィールドHOKKAIDOに移転して2年目を迎える中、水面下で二軍本拠地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」（千葉県鎌ケ谷市）からの移転が検討されているという。すでに具体的な候補地も取りざたされ、北広島市に近接する恵庭市や江別市内の土地が俎上に上っているとの話もある。
鎌ケ谷からの移転に合わせ、札幌市東区にある一軍選手寮と室内練習場の移転も検討中という。札幌ドームからの移転時に札幌市と行ったようなタフな条件交渉の話も出ている模様だ。
今年3月に経営改善に関する3度目の監督命令を受け、今年から3年で1092億円の巨額財政支援も受けたJR北海道。経営改善への道筋を付ける、まさに最後の3年とも言われているが、今年の6月人事では島田修会長がまたぞろ“権勢”を奮ったことが、人事の顔ぶれから見て取れる。それはつまり経営改善に対する本気度が伝わってこないことと同義。ますます“独裁”が強まる可能性もある。
一方、JR北が自社の駅や路線が登場する複数の報道や番組に対して突如「抗議」を乱発している。BSフジの名物番組にもクレームを入れたというJR北の真意が掴めず、マスコミ側が困惑。その理由を探った。
このほか、監督命令とともに計画されていたという幻の経営改革チーム導入案、北5西1・西2新幹線駅ビルの建設費・工期見直しで担当ゼネコンの清水建設に強まる圧力、ボールパーク新駅にかかる巨額の建設費負担を軽減するため、、北広島市が企業版ふるさと納税に力を入れている話、道南いさりび鉄道を抱える若き木古内町長へのインタビューなど。
立憲民主党の道内12の小選挙区支部別に党員と協力党員数（サポーターズ）のデータを入手。このデータは選挙区の議員・候補にとって党員や協力党員の数は選挙区内への浸透度や支援の広がりを端的に表すバロメーター。その数は本人や後援会の「やる気の有無」そのものとも言える。「ノルマ」の達成割合を含め表組で大公開する。
8月25日投開票の岩見沢市長選挙は、現職の松野哲氏が4選を目指す一方、元市職員で新人の若林宗洋氏が出馬を表明。さらに6月末には市議の石黒武美氏も出馬の意向を表明。市民党を標榜しながら経済界を中心に支援を受ける松野氏も加えれば、3人いずれも保守系候補で、現職有利ながらも乱戦が予想される。
その中で、自民地元支部の推薦をめぐりひと悶着が。松野氏と若林氏から出されていた推薦依頼のうち、松野氏のみに推薦を出すことを、少数で開いた会合で決めたことから、保守系の分裂は避けられない状況。
さらに、公明党が先んじて松野氏に推薦を出したことから、近づく衆院選の中で野党・立憲民主党が若林氏に接近しているとの話も。にわかにきな臭くなってきた市長選の最深部を追った。
6月4日、札幌市と北海道が政府に申請していた「金融・資産運用特区」の指定が決まった。国家戦略特区にも合わせて指定され、今後さまざまな面で規制緩和や補助金メニューが活用できることになった。
特区で何が認められたか、それはGX（グリーン・トランスフォーメーション）関連産業に対する投資を呼び込みやすくするための規制緩和や取り組みへの後押しだ。本誌ではあらためてGXとは何か、特区とはどのようなものかを図解。その上で今後、脱炭素マネーが必要な再生可能エネルギー関連の事業を総ざらえ。いつどこでどんなGX案件があるのかをまとめた。