特集・春の人事“波乱の予感”
春は出会いと別れの季節。その座を狙う人や居座る人、請われて留まる人……本誌がキャッチした風の噂から確定情報まで、最新情勢を紹介する。
JAグループ北海道では3年に一度の常勤役員改選を6月に控え、12の道内各地区から役員候補が推挙される時期。中でも業界関係者の耳目を集めているのは、定年の内規にかかり退任するJA北海道中央会会長・小野寺俊幸氏の後継だ。
道庁では再選を果たした鈴木直道知事が3副知事の人選に着手。札幌市では3人中2人が8年も在籍し続けている副市長人事の動きを追っている。
特集・新入社員、道内転勤者、営業マン必読 地方6都市の“トリセツ”
軍都の歴史を持つ道内第2の都市・旭川、人口減少道内ワースト1位で対策が急務な函館、人口で釧路を抜いた帯広、漁港から水産加工のまちになった釧路、焼肉やカーリングなど名物たくさんの北見、そして第3号埠頭大開発の一大プロジェクトが進む小樽……新入社員や転勤族はこれから住むこのまちのことをもっと深く知るために。出張族の営業マンは商談のネタになるように。基本のキから本誌ならではのディープな情報まで、本誌を初めて手に取る方にもぴったりの特集です。
特集・大成建設“施工不良”ショック
<>p 3月16日に公表され大騒ぎとなった、札幌都心部で大成建設が手がける再開発超高層ビルの施工不良と建て直し問題。大成は2年連続で道内ゼネコン受注高ランキング首位を走り、官民問わずハイペースで受注を重ねている。その最中での問題発覚は、人手も品質管理もおざなりになってたという見方をされるのは必至。建設業界ではこうした問題が発覚するたび、他社の現場も痛くもない腹を探られるもの。「大迷惑だ」という怨嗟の声が渦巻いている。同社の問題が飛び火した釧路の市立病院新棟建設、入居予定だった札幌初進出の外資系ホテルなど、今回の問題が広げた波紋を追った。
特集・どうなってんの紋別市
「どうなってんのこのまちは」――市幹部が旅行コンサルタント役員から現金を受け取る収賄罪で逮捕、起訴されるなど、不祥事が表沙汰になった紋別市。本誌が深層取材を進めると、ほかにもさまざまな疑惑が湧き出してきた。最低制限価格ピタリの入札が連続、不明瞭な「対策費」疑惑、さらには市発注先からの住宅購入……。それぞれの問題に迫った。
野党にあたたかくなかった 知事選“歴史的大敗”
4月9日投開票の北海道知事選挙は、過去最低の投票率の中、現職・鈴木直道知事が過去最高の得票率で再選。そして野党統一候補の池田真紀氏が過去最大の票差で歴史的大敗を喫した。かつての社会党王国は見る影もなく、また対抗軸の中心となるべき立憲民主党道連中枢にはリーダーシップも挑戦する環境整備も何もなかった。開票当日の模様を含め、歴史的な知事選を写真で振り返る。