財界さっぽろ 2019年8月号のさわり

財界さっぽろ 2019年8月号

就活生の親“必読”社員の健康を守る ホワイト道内企業113社

違法な長時間労働、賃金未払い……劣悪な労働環境を強いるブラック企業に対し、従業員を大切にする企業を「ホワイト企業」と総称する。「健康経営」という理念が普及し始めているように、従業員の健康維持に企業側が努めることが結果的に、生産性や業績のアップにつながる。つまり、ホワイト企業は成長企業になりやすいのだ。そこで経産省の「健康経営優良法人2019」に認定された道内企業をリストアップ。さらに札幌市が実施している「がん対策認定企業」に選ばれた企業も付記する。

北海道倶楽部会長・川村隆 ポテンシャルが高い農林水産業で頑張る!

首都圏在住の経営者で組織される「北海道倶楽部」のトップに、東京電力ホールディングス会長の川村隆氏が就いた。川村氏は日立製作所の社長時代、同社のV字回復を成し遂げた人物。経団連副会長なども歴任した経済界の重鎮でもある。そんな川村氏の目に、故郷・北海道はどう映っているのか。インタビューでは鈴木直道知事とのエピソードも語られている。

北海道経済同友会代表幹事・渡辺卓 課題解決のカギは道民、若者、他団体

北海道経済同友会は今年、70周年の節目を迎える。4月にHBC出身の渡辺卓氏が代表幹事に就任。同友会は5年ぶりに2人代表体制になった(もう1人の代表幹事は北洋銀行出身の石井純二氏)。7月、本道の未来を各種の客観的なデータから検証した報告書をリリースしたが、同友会は「提言し、行動する」がモットーだ。今後のアクションについて新トップに聞いた。

4日間でシャンパン2019本 ”1億円伝説"をつくった女(南真白)

「ススキノでは不可能」と言われてきた常識を破った女性がいる。「クラブカルネ」(南4西3LC16番館)の南真白さんだ。自身の誕生日イベントで売り上げ1億円を達成したのだ。南さんは、ススキノのニュークラブ界でレジェンドと称される。ホステスになってたった1年、19歳でススキノナンバー1と呼ばれる存在に。現在は「エイビッサグループ」を率いる。南さんはどのようにして“常識”を打ち破ったのか。

上場続く札証アンビシャス 岡三証券、藍澤證券が大車輪

株式上場は企業にとって晴れの舞台だ。メディアもスポットを当てる。ところが、欠くことのできない脇役はあまり注目されていない。札幌証券取引所への新規上場組をみると、岡三証券と藍澤證券が主幹事証券を担当するケースが非常に多い。新興市場・アンビシャス市場の案件では近年は、岡三と藍澤が立て続けに主幹事を務めている。その背景を探った。

道議会答弁調整の道新報道 とばっちりの他メディア、逆ギレの道議

道新が道政ネタで熱心に紙面展開しているテーマが2つある。1つは道議会新庁舎の喫煙所問題。もう1つが、道議と道職員が事前に質疑応答をすり合わせる答弁調整の慣例について。その是非はともかく、力の込もった道新報道が思わぬ形で他メディアに波及しているという。メディアや政治家の建前と本音を、ズバッとレポートした。

補強大当たりで見えた! コンサドーレ“ミシャサッカー”2年目の進化

2016年にJ2で優勝し、昇格を果たしたコンサドーレ。すぐ降格の憂き目を味わっていたかつてとは違い、そのまま定着している。J1で3年目となる今シーズンも、悪くない順位で折り返した。チームが目標に掲げるアジア・チャンピオンズリーグ出場にも、もう少しで手が届きそうだ。本誌で連載を続けるコンサOBの砂川誠氏が、2年目を迎えるミハイロ・ペトロビッチ監督体制を徹底分析。さらに後半戦を大胆に占う。

ついに売り上げ100億円割れ UHBの“栄枯盛衰”

近年、退潮傾向が続くUHB。先ごろ発表された2019年3月期決算の売上高は99億4000万円。ついに大台を割った。かつてはSTVと売上高で首位争いを展開していたが、現在は道内民放5局のうち、4位の座をあまんじている。そこには、栄枯盛衰の理で片づけられない“深い事情”がある。