安堵の建設部「道路系」、注目は保健福祉部、鈴木道政・1期目総仕上げ人事の行方

2019年、圧倒的な得票で赤レンガの“あるじ”となった鈴木直道知事。当時38歳の若きリーダーがどんな人事を敢行するのか、幹部職員たちは固唾をのんで見守っていた。
沈思黙考の末、鈴木知事が出した答えは、3副知事総入れ替えというサプライズ。だが20年は一転して3人とも留任。21年は総務省から出向していた中野祐介が霞が関に戻り、教育長の小玉俊宏氏が横滑りとなった。この人事も庁内で話題を集めた。
22年度は鈴木道政1年目の最終年。現時点で3副知事のうち、誰かが退任するという風聞は流れていない。道庁幹部の関心事は、部長級人事に映っている。注目は2ポスト。19年から3代続けて「河川系」がその座を射止めてきた建設部長と、新型コロナウイルス対策を担当する保健福祉部長だ。
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