月刊「財界さっぽろ」

鈴木直道が市長時代に…破たん・夕張リゾート“終わりの始まり”だった格安売却

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マウントレースイスキー場などを運営する夕張リゾートが破たんした。同社が運営していた施設はスキー場のほか、ホテルマウントレースイ、ホテルシューパロ、合宿の宿ひまわりの4施設。負債総額は5億円超とされ、今後破産手続きの開始を申し立てる見込みという。夕張リゾートといえば、約2年前に“格安売買”されたとして話題になった施設だ。経営不振が常だった同施設は所有者が次々変遷し、市の所有となっていた17年、中国系資本の元大グループへ2億4000万円で売却された。ところが19年3月末、同グループは香港系の投資ファンドに15億円で転売してしまう。元大グループはわずか2年で約10億円の売却益を得た形だ。元大グループへの売却時に夕張市長だったのが、現北海道知事の鈴木直道氏。そのため19年知事選では、「外資系に儲けさせただけ」といった批判がネットなどで鈴木氏に集まった。今回の破たんを受けて、地元は「当時の格安売却が“終わりの始まり”だったのではないか」との声がある。


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