月刊「財界さっぽろ」

解任された前総長はどう出る?電光石火の北大総長選、狙いは“訴訟潰し”か

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「(総長選考の実施までの)時間が短すぎはしないか」。北海道大学のベテラン教授は疑問を口にする。前総長、名和豊春氏のパワハラ疑惑による解任騒動で北大は揺れた――文部科学省は6月30日、名和氏の総長解任決定を発表。その8日後、北大は次期総長の選考日程を決めた。文科省が解任を発表した翌日、北大は「(次期総長について)できれば年内に決めたい」と答えたにもかかわらずだ。その理由として、総長不在が長期化しているためだ、との声がある。実に1年半以上、北大のトップが空席のままだ。その一方で、早急な動きには名和氏の法廷闘争を封じる狙いがあると、と見る向きもある。名和氏を支援する男性は「さっさと新総長を決めてしまい、既成事実を固めてしまうやり方だ」と語気を強める。


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