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月読宗像

熊を検知した監視カメラのモニター画面

監視カメラで業務改善。熊検知カメラの提供も開始

 2014年創業の「月読宗像」は、道内でも数少ない監視カメラのシステム設計、施工、保守、販売に特化したセキュリティサービスを展開する企業だ。カメラ1、2台の個人宅から300台ほどの大型商業施設まで案件は多岐にわたる。

 1万台以上のカメラ工事を手掛けた熟練の防犯設備士が在籍。機器選定から設置場所や角度、映像の録画・保存、モニタリング機能、有線やインターネット接続といったカメラシステムの構築まで、状況に応じた最適なプランをトータルコーディネートしている。

 宗像晃裕社長は「防犯カメラは、設置条件や環境を考慮したシステムを構築しなければ、十分な効果を得られません」と話す。

 防犯対策や遠隔監視、データ収集など設置目的はさまざまだが、近年は業務の効率化を目指す企業からの相談も増えているという。

「AI監視カメラの自動分析・認識能力は工場や工事現場の安全性や品質の向上に役立ち、業務の改善につなげられます」と宗像社長。

 24年は、新たに熊検知機能を搭載した監視カメラを海外メーカーと共同で開発。25年から販売を開始した。

 宗像社長は「通常は監視カメラとして稼働し、熊を検知すると警報がなります。熊出没による熊害防止の一助になりたい。自治体や民間施設、農業などあらゆる場面で活用できます。まずはご相談ください」と話す。

宗像晃裕社長