ニチメンホールディングス
社員が誇れる会社を目指して〝人への投資〟を加速
自動車関連事業の総合商社。前身は1964年創業の「日免レンタカー」で、24年は創業60周年の節目を迎えた。
現在はレンタカー事業に加え、軽自動車の販売とリースを専門とする「美使用軽専門店」やトラック・建機の販売買取を専門とする「札幌建機センター」、板金塗装修理を専門とする「BRC札幌」の自社ブランドをはじめ、自動車整備や介護福祉車輛のメンテナンス、買取専門事業「カーセブン」「SUZUKI代理店」「ボッシュカーサービス店」の運営も手掛ける。
グループ6社、従業員は200人を超え、全道に27店舗を展開。自動車に関わる業務全般を自社で完結する独自のビジネスモデルで道内トップクラスの規模に成長している。
安部雅夫社長は「人材なくして企業の成長はない」と語り、積極的に人事改革を推進。
従来の人事部任せの採用を見直し、社員が友人を紹介するリファラル制度を導入。同制度で採用した7人を含め、24年は32人を新たに迎え入れた。
「社員が誇れる会社にする事が私の使命。周りに紹介したくなるような職場環境や処遇面の整備が重要」と安部社長。
9月には高級輸入車専門板金塗装工場「BRC札幌西」に最先端の技術を学べる「BRCラボ」を開設。スーパーカーなどの高級車のみが入庫する道内唯一の施設で、スタッフが楽しく働ける環境を整備した。
社員の意見を尊重した「トップダウン&ボトムアップミックス経営手法」を武器に新年も人への投資を継続し、30年度までにグループ全体で100億円企業を目指す方針だ。