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ニチメンホールディングス

「BRC札幌西」(小樽市春香町 国道5号線沿い)には道内外の提携ディーラーからの修理依頼が殺到する

創業60年。信頼と技術力でニチメンブランドを拡大

 1964年創業。今年で60周年の節目を迎えた「ニチメンホールディングス」。自動車関連の総合商社として国産車と輸入車の販売・買取から整備、板金塗装、レンタカー、損害保険、中古トラック・重機の販売、福祉車両の修理までワンストップで提供する。 

 中核を担う「日免オートシステム」を始め、自動車関連会社6社を束ね、道内に26店舗を展開。北海道を代表する企業を目指し業容を拡大中だ。

「昨今、自動車業界のコンプライアンス問題が取りざたされていますが、当社は積み上げてきた信頼と技術力で、ありがたいことに〝車の事ならニチメン〟と言って頂ける事も増えました。今後も理想のカーライフをサポートします」と安部雅夫社長。

 同社への信頼と技術力の高さを顕著に表す一例が、高級輸入車専門の板金塗装工場「BRC札幌西」だ。

 道内唯一の最新設備を多数導入するほか、各輸入車ディーラーとパートナーシップを締結しているため、高級スーパーカーや有名ブランド車の修理依頼が殺到。BtoBtoCの対応で確固たる地位を確立している。

 また、2017年には世界トップクラスの第三者調査機関として知られる「テュフラインランドジャパン」から専業鈑金塗装工場としては日本初となる最高水準の「プラチナ認証」も取得した。

 安部社長は「輸入車の修理は各メーカーのライセンスが必要です。当社は多くの海外メーカーの認定資格を取得しており、本国で認定研修を修了したスペシャリストが多数在籍しているので、万が一に備えた保証にも対応します」と話す。

 8月には工場の敷地内に技術者を育成する「BRCラボ(仮称)」が竣工する。社内はもちろん社外にも技術を開放し継承することで、業界の技術力向上にも取り組む方針だ。

 この他にもテレビCM等でおなじみの「美使用軽専門店」や「札幌建機センター」も同社が展開するブランドだ。

「私が社長に就任した当時は、レンタカー事業を含み3店舗でしたが、お客さまの要望を形にするために新ブランドを立ち上げ、多店舗化を推進してきました。〝まごころを感動に〟という信念のもと、北海道を代表するオールラウンダーのカーブランドを目指します」と安部社長。

札幌市北区東茨戸の本社外観
全道に3店舗展開する「札幌建機センター」
全道に5店舗展開する「美使用軽専門店」