超省エネの建築・設計に取り組み、30年の実績
山本 謙一氏 AURA ARCHITECTS所長
24年に設立30周年を迎えた。長年にわたり一貫した姿勢で中・高層レジデンス、公共建築、邸宅など、超省エネ設計を手掛け、高層ZEH‐Mマンションでは、環境省から空間断熱性能日本一の認定を得ている。
一級建築士のほかに国土交通省管轄の不動産コンサルティングマスター資格を有し、「24年は企画設計の段階で、長年の経験値を高めたコストコントロール力が強みとなったケースも多かった」と語る。
ここ数年携わる複数の公共施設の設計においては、道内有数の厳しい豪雪寒冷地を中心に、地域的に配慮した、より高度な省エネ建築を提案。地域資源や労働力の活用につながるノウハウが評価された。
「今後も設計段階から地産地消、地域交流などの要素を盛り込み、温暖化防止やSDGs推進の地域創造のまちづくりの一助となるよう、北海道の発展に寄与していきたい」