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魅力ある新社屋が稼働。創業140周年に向け加速

(みやぐち・ひろお)1958年旭川市出身。北海道大学法学部卒。81年、北海道新聞社に入社。取締役の編集局長、経営企画局長、常務を経て、2021年6月から現職。

宮口 宏夫氏 北海道新聞社社長

 24年は新社屋が全面稼働。「移転先の創成イーストは、札幌のまちづくりが始まった地区。第二の創業に取り組む中、こうした地区で〝再スタート〟できたことに意義がある」

 フリーアドレスの採用はもちろん、部署を越えて社員・訪問者が交流するゾーンを設け社内環境の魅力が向上した。

 紙面改革では経済面を強化。ラピダス進出、GX特区など、北海道の産業構造を変えうるニュースを深く掘り下げる。

 新たなイベント事業にも取り組み、食と映画の「北海道フードフィルムフェスティバル」を実行委員として初開催。また、大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)での花火大会「道新・秋華火」も好評だった。

 創業140周年が27年に迫る。「25年は節目に向けて力強く踏み出す1年にしたい。2つの新イベントも開催し育てていきます」