次代を担う教育を進め、 業界全体の発展を目指す
小砂 憲一氏 アミノアップ会長 北海道ニュービジネス協議会会長
世界100以上の研究機関とネットワークを構築。一代で日本を代表する機能性食品の原料メーカーを築き上げた。取引先は世界46カ国で、売り上げの6割を海外が占める。
24年は設立40年。次代を担う人材教育に努めた年だった。
「子どもたちが教育を受けることが、国の発展につながる」
3月には宮崎県の農業高校と自社開発の植物活力資材「Dr.アミノアップ」を用いた共同研究を開始。農薬や化学肥料を低減し高品質な作物が収穫できるかを検証した。
また、毎年全国の小中高生を本社に受け入れ、研究ラボの見学などを行う。99年から取り組む返済義務のない給付型の奨学金「つくし奨学・研究基金」の支援数は、400人を突破した。
25年は本社工場のフル稼働に伴い、生産機能の一部を関連会社に移し生産体制を増強させるほか、工場の新設も視野に入れている。