高堂建設グループ
人への投資を進め、〝人が集まる会社〟に進化
主に農業土木や道路、河川の維持管理など公共工事を手がける「高堂建設」を中心に、コンクリート構造物や地質を調査する建設コンサル会社「匠コンサルタンツ」、建設工事の施工部門を担う「清正」、工事に関わる警備を担う「十勝警備保障」などでグループを形成する。
特に農業基盤整備工事では十勝でトップクラスの実績を誇り、今年7月には北海道開発局から「工事成績優秀企業」(ゴールドカード)としても認定された。「今回で7回目の認定です。今後も高品質の工事を追求していく」と高堂匠美社長。
「地域の未来づくり」をビジョンに掲げ、〝人が集まる会社〟を目指す同グループでは、業界に先駆けて人に投資してきた。資格取得支援などの人材教育や住宅建設支援、ジム費用の全額負担など、独自の福利厚生や健康経営を実践。女性の活躍を推進する企業を認定する厚生労働省の「えるぼし認定」も受けている。
こうした取り組みが奏功し、あらゆる業界で人材不足が深刻化する中、昨年は中途採用を含め10人が入社。グループ全体で社員は75人に増え、さらに来春には委託卒業生を含め新卒者7人が入社予定だ。
「雄大な十勝の農業は日本の食料基地を担えるポテンシャルを秘めています。農地整備を通じて1次産業の発展に貢献していきます」と高堂社長。