北辰
災害時のトイレ問題を解決。防災公園の普及にも貢献
公園のトータルコーディネートを請け負う「北辰」は、遊具やベンチなどの公園資材や公園施設の設計から施工、販売、メンテナンスまでを自社一貫体制で手掛けている。
近年増加する自然災害に対応するため、防災・災害対策製品の販売も行っており、その主力がユニットトイレだ。
災害時のトイレ事情は衛生面やプライバシーなど被災地にとって深刻な問題となる。
こうした背景から自治体などから問い合わせが増えているのが自己処理型水洗トイレ「トワイレ・リベルテ」だ。浄化処理技術と太陽光発電による蓄電システムを搭載し、ライフラインが寸断された場所でも置くだけで使用できる。
生富紀幸環境資材部長は「従来型と比べ高価ではありますが、非常時の被災者にとってその価値は計り知れません」と必要性を語る。
さらに、災害時の避難場所や防災拠点となる防災公園へ緊急時に活用できる資材の提案も行っている。
「2015年には芽室町のあいあい公園にかまどに早変わりするベンチやテントシートが収納されたあずまやなど多くの防災製品を納入させていただきました。今後も防災公園の普及に努めて参ります」と生富環境資材部長。