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協和総合管理

60周年を記念し、小樽市に子育て支援金を寄付した

地域の課題解決に尽力。小樽の街並みを未来へ残す

 故・山本勉氏が小樽市で1963年に設立した「アサヒビル管理工業」が前身。昨年で60周年を迎えたビルメンテナンス企業で、全道に16カ所の拠点を持つ。市内の歴史的建造物も管理、飲食店として活用するなど、事業を通じて地域に貢献する。

 勉氏は「北海道通信電設」など数社の代表も兼務。小樽商工会議所議員会長をはじめ小樽市内外で多くの要職に就き、通信施設や社会福祉、教育の発展に尽力した人物だ。例年「小樽潮まつり」の運営に携わり、勉氏と息子の山本秀明会長は歴代の実行委員長も務めてきた。

 その志を受け継ぐ孫の山本秀也社長も、子育て支援やコロナ禍での対策資金など小樽市への継続的な支援で市民の生活を支えている。小樽商工会議所青年部の会長として、小樽市の課題である人口減少の対策にも取り組む。

「観光都市として交流人口は確保できています。定住人口の増加を目指し、青年部では来年に向けて子どもたちの〝小樽愛〟を育てる事業を計画中です。盤石な経営を続けて地域に還元し、子どもたちにまちを残していきたい」と山本社長。

山本秀也社長
グループ各社が拠点とする協和総合ビル