カービスネオ
コインパーキング工事が好調。次世代駐車場経営を模索
フクロウの看板で知られているコインパーキング「カービスパーク」の運営を主事業とする「カービスネオ」。
広く土地活用を提案し、月極駐車場やトランクルームなども手がける。コインパーキングでは、地盤整備をはじめ、精算機やゲートなどの機器の販売、据付工事、さらには運営中のメンテナンスや集金も一気通貫で対応している。
本格的な営業部門を持たない同社は、不動産会社から土地オーナーを紹介されるケースが多い。
「当社にとって不動産会社様は大切なパートナーです。土地オーナーから不動産に関する相談や依頼を受けることもありますが、紹介元の不動産会社様を介して対応しています。ウィンウィンの関係が重要」と岩﨑博社長。
この〝協働〟姿勢は、競合他社に対しても例外ではなく、他社のコインパーキングの設備工事やメンテナンスも担っている。機動力と精度の高い施工、迅速な保守を武器に取引先を拡大。近年、工事費が大きく値上がりする中で価格を抑えていることもあり、工事のオファーが絶えず舞い込む状況が続いている。
「おかげさまで、さまざまなコインパーキング運営会社様から工事の依頼をいただいています。大規模工事の依頼も増えてきましたので、建設業の認可取得も検討しています」と岩﨑社長。
一方、コインパーキング業界ではシステム化が急速に進んでいる。
岩﨑社長は「ロック板レス、スマホ決済、予約、駐車券レス、車番認識システムなどネットワーク技術は目まぐるしく進化しています。北海道のユーザーが駐車場に何を求めているのかをしっかりと捉え、土地オーナーの利益を最大化させる次世代駐車場経営に向けて、準備を進めていきます」と語る。