エディア
世界水準のデザイン力で北海道の〝庭文化〟発展に寄与
ランドスケープ・アーキテクチャーは「景観デザインと建築デザインの融合」と言われる造園業の1つ。庭はもちろん公園や街並み、都市計画などスケールの大きなプロジェクトも多い。この業界において、国内外から高い評価を得ているのが「エディア」だ。
〝緑から始まるデザイン〟を念頭に、設計からデザイン、施工に至るまでをワンストップで対応している。今年4月で10周年の節目を迎えた。
これまで、数多くのプロジェクトに携わっており、最近では商業施設内の水族館や道内のリゾートホテルなどが代表例。とくに、水族館では、施設のコンセプトから設計までを担った。
ほかにも、藻岩シャローム協会(札幌市)のイルミネーションや新千歳空港のクリスマスツリーをデザインしたほか、現在もニセコなどで複数の国際的なプロジェクトが進行している。
共同代表者の1人である高橋正樹CFOは「日本では、庭園というカテゴリーが確立されてない。とくに札幌では庭文化が浅いように感じます。『緑を発信するライフスタイルの設計事務所』として、北海道から庭園分野の価値を押し上げていきます」と力を込める。
この言葉を裏付けるように、2020年には世界三大デザインアワードである「iF DESIGN AWARD」(ドイツ)で、ニセコの「TAKI NISEKO」が金賞を受賞した。
昨年は、札幌市の「Concrete・and・Ston」が「A,Design Award」(イタリア)のガーデン部門、世界最大の建築Webメディアが主催する「アーキタイザー」で建築賞「A+AWARD」を受賞するなど、北海道の〝庭文化〟熟成に尽力している。
「不動産事業や建築請負事業にも参入し、業容も拡大しています。今後は土地の仕込みから施工まで、ワンストップでの対応を目指していく」と高橋CFO。