メーコー北海道
ファシリティマネジメントに基づくまちづくりを先導
今年4月に設立10周年を迎えた「メーコー北海道」。阿部正樹社長は「当社は道内で先駆けてビルメンテナンスにファシリティマネジメントの考えを取り入れています」と話す。
ファシリティマネジメントとは保有資産を戦略的に管理する経営の考え方で、カーボンニュートラルやSDGsにも通じる。阿部社長は「経年劣化した壁や床は大規模な改修工事が主流ですが、当社が独自に開発した工法や特殊な薬剤で復元し、資産価値を保てます。劣化や汚れを防ぎ、清掃などの管理効率の向上や長寿化も期待できます」と自信を見せる。
ビルや公園、道の駅、児童会館など全道で1000件以上の実績をもち、現在は少子化や過疎化を踏まえ、各自治体の教育委員会と連携して学校への導入を推進。インバウンド需要でホテルでも注目が高まる。
北海道ファシリティマネジメント協会理事や協同組合北海道ファシリティ専務理事も兼務する阿部社長は「ファシリティマネジメントに基づいた補修の提案で、環境問題対策や社会貢献を進めていきたい」と話す。