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生活プロデュースグループ

「フォレストウィングス旭川」の24年版宣伝写真

自治体や企業と連携。10年間でプロチームを目指す

 賃貸物件の管理、仲介や不動産売買を手掛ける「生活プロデュースグループ」。旭川市内で賃貸仲介FC店の「不動産のビッグ」5店舗を運営する「生活プロデュースリーシング」を筆頭に、グループ3社で事業を展開する。

 管理物件は、道北エリアを中心に1万1000戸以上(2024年4月現在)を誇り、道内5番目(23年8月現在、全国賃貸住宅新聞調べ)の規模。道北圏ではトップとなっている。

 地場不動産大手として同エリアで存在感を示しており、不動産事業のほかフィットネスジム運営を手掛けるなど、異業種にも積極的に参入している。

 近年は、バドミントンチーム「フォレストウィングス旭川」の運営にも力を注ぐ。

 同チームは社内のバドミントンクラブとして19年に結成。22年には一般社団法人化し、旭川市初のバドミントン実業団チームとして話題となった。全選手のうち5人が同社に所属しており、全国大会へも出場する実力派チームへと成長している。

 神幸博社長は「人口流出が続くなど、課題を抱える旭川を    スポーツの力で盛り上げたい。地域発展の一助になれば」と語る。

 こうした神社長の熱い思いに自治体や企業も反応した。22年の鷹栖町に続き、今年4月19日には東神楽町と包括連携協定を結んだほか、同町の地方創生を手掛ける「AID」(本社・東京都中央区)と業務協定を締結。チームのバックアップ体制が強化された。

 これまでチームには、ホームとなる特定の体育館が無かったが、今回の3者連携で東神楽大学が本拠地として体育館を提供。安定した練習環境が整備され、選手のモチベーションアップにもつながっているという。

 今後は、収益化を図っていくとともに、町への貢献も推進させていく。第一弾として、グッズ販売や地域の小中高生を対象にしたバトミントンスクールの開校を計画。開校は6月を予定している。

 当面の目標はチームのプロ化だ。「今回の協定でプロ化を目指すスタートラインにようやく立ちました。10年を目処にプロの舞台で輝くチームをつくりたい。収益事業の構築とファンづくりに力を入れます。主事業の不動産とスポーツで、地域を盛り上げていきたい」と神社長は力を込める。

 

全国大会へ出場するなど実力は折り紙付き
東神楽町とAIDがチームをバックアップ。真ん中が神幸博社長