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エフエー

大人数が集えるリビングを備えた客室

賃貸×ホテルの新発想。1フロアで3~4フロア分を稼ぐ

 現在、札幌市内の新築賃貸マンションの利回りは6%台が大半だ。これをはるかに上回るポテンシャルを秘めた新たな収益物件がある。それが「エフエー」が企画する賃貸マンションと、インバウンド向けのコンドミニアム型ホテルを組み合わせた「シトンガーデン」シリーズだ。

 同社では、このシトンガーデン5棟を札幌市内で運営している。建物の1フロアを丸ごとホテルの客室とし、アジア圏の観光客のニーズに対応した10人以上の宿泊を想定したつくりとなっている。賃貸住宅部分との割合はオーナーの投資スタンスで決定する。

 天内和幸社長は「収益性を重視するならば2フロア以上をホテルにするのが理想。宿泊料金は年平均で1泊6万円に設定しています。現在の年間平均稼働率は70~80%ほどで、繁忙期と閑散期の差はありますが、1カ月の収入が1フロアで100万円を超えることも可能です」と説明する。

 一般的な賃貸マンションは1フロアあたり4~5戸、賃料30万円ほどと比べ、3~4フロア分を稼ぐ計算だ。

「観光需要は〝水もの〟と敬遠する方もいますが、堅実な住居系賃貸と組み合わせることでリスクの軽減につながります。また、希望があれば当社で借り上げも可能です」と天内社長。

賃貸物件とホテルを融合。低層マンションにも対応