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ネットジャパン

賃貸物件「カレラ福住3rd」(札幌市豊平区)でも「ネットジャパンBB」を導入

累計導入数は5万世帯を突破。道外進出も順調に進む

 2006年創業の「ネットジャパン」。賃貸マンション向けの光回線によるネット無料設備

「ネットジャパンBB」の提供を行うほか、防犯カメラやロードヒーティングの遠隔操作などの付加サービスを手掛ける。

 ネットジャパンBBは、NTTが提供している光回線に、インターネットサービスプロバイダの「V6コネクト」を接続し、専用の機器を接続して行うサービスだ。これまでの累計の導入物件数は3902棟、5万1819戸(24年3月31日現在)と、導入率は道内でもトップクラスを誇っている。 

 第18期(決算5月)の新規導入件数は656棟、7284戸で、昨期を大きく上回る数字で着地予定。第19期は1万世帯を目標に掲げ、さらにシェアを伸ばしていく方針だ。

 斉藤慎也社長は「前年度で累計5万世帯の導入を突破しました。ここからより成長スピードを加速させていく計画です。一気に突き進みたい」と先を見据える。

 一方で、ロードヒーティングの遠隔操作事業も好調だ。

 専門オペレーターが路面を映像で確認しながら、こまめに運転の入切を遠隔で行い燃費を向上。ランニングコストが大幅に削減できるほか、CO2も削減できると好評を博している。

「シーズンは3月で終わりましたが、ロードヒーティングの管理でお困りのことがあればいつでも相談してほしい。シーズンオフである夏場の工事であれば、費用をお安くすることもできます」と斉藤社長。

 道外での販路も着実に拡大している。昨年の熊本営業所開設を皮切りに、今年は四国の営業所を開設予定。今後は、東北、北陸、首都圏エリアへの進出も計画しており、勢いは増すばかりだ。

 斉藤社長は「ネット無料サービスを提供する道外企業はたくさんいます。北海道トップシェアを守るべく、地元企業としての特性を生かし、道外企業に負けないように取り組んでいきます」と意欲的に語る。

斉藤慎也社長
付加サービスでは防犯カメラの設置も行い好評を得ている