フジソー
労働環境の向上に尽力。次世代人材獲得で飛躍する
電気設備工事を担い、今年で設立35周年を迎える。札幌市を中心に進む再開発事業などでも寄せられるニーズは高いが、樋口直樹社長は加速する人手不足に危機感を強める。
「労働人口の減少や〝仕事がきつい〟という業界イメージもあり、次世代人材の獲得は急務です。企業の飛躍のためにも業界に先駆けて働き方改革を進めています」と語る。
2021年のトップ就任以来、勤怠や日報、データ処理やスケジュール管理などにDXツールを導入してきた。
また、実務面の改革も進める。例えば〝全てをひとりでできて一人前〟と言われてきた図面作成業務の一部を外部委託。これまでの慣例や意識を払しょくすることで作業行程を再構築し、労働時間の削減と生産性の向上を図った。
「昨年4月1日に『フジ総合管理』から現社名へ変更、ロゴも一新して新たなスタートを切りました。12月に刷新したホームページやSNSを活用し、仕事のおもしろさややりがいについて積極的に発信していきます」と樋口社長。
若手世代の仕事に対する意識や価値観の変化をくみ取り、新たな長期休暇制度の導入を検討中だ。