道路建設

　舗装工事を中心にアスファルト合材の製造・販売、除排雪などを手掛ける「道路建設」（本店・苫小牧市）。〝道づくり〟のプロフェッショナルとして道内の社会インフラを支えている。

　近年はＩＴを駆使した〝建設ＤＸ〟の推進に注力している。道内で先駆けて採用したのが「建設ディレクター」だ。

本社からリモートで現場を支援する新しい職域で、工事施工に関わる書類作成や３次元データを活用したＩＣＴ施工をサポートする。現場技術者が本来の業務に集中できる環境を整備したほか、建設ＤＸ推進による生産性向上、労働環境の改善、女性活躍推進を実現している。

　宮﨑健悟社長は「〝企業は人なり〟という考え方を大切にしています。社員のライフワークバランスを推進するために、ＩＴ投資と健康経営に注力してきました。建設業界のイメージを変えていきたい」と話す。

　また、昨年４月には、港湾工事主体の「北興工業」（本社・室蘭市）と資本業務提携を締結。

「これまで培ってきたノウハウの共有とソフト面での連携も強化しグループの発展につなげたい。社会インフラの整備を通じて、持続可能な社会の実現に寄与したい」と宮﨑社長。