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宮田自動車商会

「ビジネスEXPO」に出展

次世代モビリティや環境分野の取り扱い品が拡大

 1921年に創業した自動車部品卸の道内最大手。23年の業績も堅調に推移した。また100周年を迎えた22年度に立ちあげた新事業推進部では関連商材を「移動・インフラ」「環境技術」など自動車以外の領域にも広げている。

 23年11月には札幌市白石区の「アクセスさっぽろ」で開催された「ビジネスEXPO」でその一端が垣間見られた。耳目を集めたのが次世代電動モビリティだ。主に個人用の移動手段となる乗り物で、フューチャー(本店・東京都港区)の販売代理店として、電動二輪や三輪など4タイプを扱っている。

 また、EVフォークリフトでは中国の電動自動車メーカー「BYD社」の北海道総代理店となっている。従来の鉛電池ではなくリチウムイオン電池を用いることで、メンナンスフリーかつ短時間充電が可能となり、寒さにも強いと評判。問い合わせも急増中だ。

 環境分野ではCO2を排出せずゴミを処理する乾燥減容装置「メルトキング」が好調だった。廃棄物を間接加熱して水分を蒸発させ、容量を最大50分の1程度に削減できる。また、微生物の力を借りて水にして流せる業務用生ごみ処理機「イーキューブ」も注目された。

「先端技術や機器の導入そのものがコーポレートブランディングの一助にもなる。24年も優れた製品を紹介していきたい」と宮田祐市社長。

「イーキューブ」は、生ゴミを水にして処理できる
次世代電動モビリティ
「BYD社」製EVフォークリフト