さくらマネジメントグループ

　バックオフィス業務の課題解決に向けた支援を行う総合コンサルティンググループ。税務・会計業務を柱に、財務戦略（経営計画、事業承継、リスクファイナンス）、人事労務、経費節減のための共同購買・精算事業など、企業経営の根幹を支える幅広い業務をワンストップで提供する。

　中核の税理士法人さくら総合会計は1973年に開業。現在は、専門性の高い事案に対応するため多角化を実施しており、13のグループ法人で構成される。庵原史章グループ代表社員は「23年は事務所を開業してから、50周年の節目の年だった。新年も将来を見据えた業務支援に注力していく」と前を見据える。

　特に注力しているのが、中小企業の中期経営計画策定支援だ。経営者が思い描く自社のあり方を具体的な数値計画に落とし込んでいく。「目標達成に向けた組織づくりを支援することで成長を下支えする。北海道の発展にも貢献できる」と庵原代表社員。

　また、グループ内の「道央情報サービス協同組合」と「エス・バイ・エス事業協同組合」ではETCを用いた共同精算・共同購買事業などを展開。業務提携をしている信用金庫を通じてマッチングしており、組合員数4800超、高速利用料約250億円は全国トップクラスだ。

　木戸善幸両協組代表理事会長は「信用金庫の業務提携数は、全国の2割にあたる50に迫る勢い。新年もメリットを幅広くアピールし、事業エリアのさらなる拡大に努めていく」と意欲的だ。