きのとや
40周年記念菓が好評。愛され続けるお菓子づくりを追求
道民から愛される洋菓子店。札幌市内近郊で10店舗を展開する。「きのとや 風の音(かぜのね)」は、創業40周年の記念菓として、23年8月に販売を開始した。この二層仕立てのクッキーは、「これまでにない焼き菓子を届けたい」と開発に1年以上の月日をかけ、こだわりの新食感を実現した。道産バターを使用し、しっかりとしたコクと風味が感じられる。一層目のクッキーと、二層目のクロッカンとパイの融合による香ばしさやザクザク感が好評を博している。
また、生ケーキを自宅に届ける「宅配サービス」の利用も増えている。日本初ともいわれるこのサービスは、創業当初から手掛けている。消費者の顔を見て届けることにこだわり、一貫して〝自社便〟で〝作りたて〟を工場から直送している。前日の注文で翌日の配達が可能だ。注文はオンラインショップのほか、店頭や電話でも行うことができ、幅広い客層をつかんでいる。
近年は企業の福利厚生など、会社や従業員家族への宅配依頼のほか、老若男女問わずプレゼントとして利用するケースも増えている。
中田英史社長は「今までも、これからも地域の皆さまにおいしいお菓子を届けるという使命は変わりません。『きのとやがあって良かった』と言っていただけるように〝愛され続けるきのとや〟を目指していきます」と語る。