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新たな年も働き方改革や担い手不足に対応する

(おおたに・まさのり)1958年白滝村(現遠軽町白滝)生まれ。明治大学工学部建築学科卒業。83年伊藤組土建入社。20年専務、21年副社長を経て22年社長就任。

大谷 正則氏 伊藤組土建社長

 道内ゼネコンの名門。8代目社長として22年から指揮を執る。創業130年の23年は記念式典を行い、新しい時代への挑戦を誓った。

「90周年に入社し、130周年に社長を務めていることは非常に感慨深い。また創業地(北5西1)の再開発が動きだすのも何かの縁」

 業績も堅調な1年だった。コロナ禍で業務を見直し効率化を進めたことで収益性も改善した。また、ダイバーシティ経営にも力を入れ、男性社員の育児休暇取得率も向上。11月には道庁の「北海道働き方改革推進企業認定制度」で「ゴールド認定」された。

「作業員不足への対応が課題です。インフラ整備や災害対応、除雪などの担い手が少ない。今後はラピダスのほかデータセンター建設、風力発電所増設、自衛隊施設の整備事業なども見込まれる。早期に情報を収集し、迅速に対応できるよう準備を進める」