広島組
チームワークと自社完結で顧客満足を追求
1974年創業の「広島組」は、とび・土工専門工事業者として、仮設工事や土工事、コンクリート工事を得意としている。地場大手ゼネコンを顧客に持つ「一次下請」として、道内の建築現場を影から支えている企業だ。
対応エリアは、札幌圏を中心に道内全域をカバーしている。学校や病院、大型商業施設、ホテル、マンション、老健施設などをメーンに手掛ける一方、依頼があれば土木工事も担うなど、着々と業容を拡大。近年は、作業員の増員や求人にも注力しており、創業50年に向けて成長を続けている。
広島俊行社長は「技術力が高いだけでは良い仕事はできない。現場ではスタッフ間の連携が何よりも大切。当社では、作業効率の向上や安全性を担保するため、請け負う工事は外注せず自社で完結しています。会社経費は発生しますが、これが質の高いサービスへつながります」と話す。
また、経験豊富で勤続年数が長い職長・作業員がそろっていることも同社の特徴の1つ。職長は「鳶技能士1級」や「登録鳶・土工基幹技能者」を有する人が大半を占めている。
「組織力と技術力、提案力を生かして〝ものづくり〟を支えるのが当社の使命です」と広島社長は力を込める。