北海道ケンソ

１９７９年の創業。だしやしょうゆの製造・販売を手掛ける「北海道ケンソ」。

発売から45年続く「根昆布シリーズ」は、主力の「根昆布だし」のほか、かつおプラスや根昆布醤油などの５種類で、全てが日高産根昆布を３日間かけて余すことなく抽出して作られている。この独自の製法により、うまみが凝縮され、カルシウムやビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素が豊富に含まれ、調味料としてさまざまな料理の味を引き立てると人気。全国のスーパーや百貨店で販売するほか、コロナ下での巣ごもり需要の影響もあり、通販サイトでも売り上げを伸ばしてきた。

海外にも展開し「根昆布だし」はアメリカや台湾、欧州、「根昆布だし吟選」はフランス、オーストラリアなどに輸出。今年６月には東京ビッグサイトで開催された「〝日本の食品〟輸出ＥＸＰＯ」にも出展し、積極的に販売ルートを拡大している。

岡本篤士社長は「おいしさや健康志向で日本食文化は海外で人気がますます高まっています。来年には自社工場のＨＡＣＣＰを取得予定で、北海道ブランドの一端を担う者として、安心・安全な製品を提供します。今後も〝攻め〟の姿勢で海外にアピールしていきたい」と語る。