真嶋内装
環境へ配慮した事業を中心に地域活性化にも取り組む
3月1日にSDGs宣言を行った「真嶋内装」。一般住宅のリフォームや商業施設などの内装工事全般を手掛けており、環境へ配慮した技術を積極的に取り入れている。
例えば、住宅窓のリフォームでは、既存の窓枠を残したまま新しい窓枠を被せる「カバー工法」を採用した。木材が炭素を貯蔵する仕組みを使ったカーボンストックにより、環境への負担が軽減できる工法と言われている。
高い断熱性や遮音性を確保するほか、外壁工事の必要がないため廃材を出さないなどの特徴を持つ。
真嶋彰社長は「ほかにも、自然エネルギーを使う太陽光発電や冷暖房の効果を高める外断熱などのリフォームも推奨しています」と語る。
住宅工事以外の取り組みも注目されている。その1つが電解水衛生環境システム事業で、2021年に電解水生成装置の販売をスタートした。同装置は、水道水に微量の塩を添加して電気分解を起こすことで、酸性電解水とアルカリ電解水を大量に生成。除菌や消臭効果が高いと言われている。
「電解水は人体や環境に優しいことが特徴です。原料が水と塩だけなので、洗濯や洗浄に使用すれば洗剤の必要がない。排水にも化学合成物質が混在しないため、6番目の項目〝安全な水とトイレを世界中に〟にも貢献できます。北海道の水環境向上に寄与できれば」と真嶋社長は意欲的だ。
同社では21年に、この電解水生成装置をコインランドリーに導入。1号店を札幌市東区に開設し、現在は札幌市内に3号店の出店を計画している。〝安全な水〟を使用した事業を推進中だ。
また、レンタカー事業では、昨年から電気自動車やハイブリッド車の導入を進めている。各事業で環境に配慮した事業を展開中だ。
一方で、11番目の項目「住み続けられるまちづくり」では地域活性の面から取り組む。
「17年からレバンガ北海道、20年から北海道コンサドーレ札幌のオフィシャルスポンサーとして活動しています。スポーツの力で北海道の活性や発展に貢献していきたいです」と真嶋社長は語る。