日の出運輸
社員一人ひとりが経営者目線の企業づくりを推進
胆振管内と札幌圏を結ぶ生鮮食品輸送を担う「日の出運輸」。2021年に創業50年を迎え、これを機に改めて〝人を生かす経営〟を推し進めている。
石見秀樹社長は「SWOT分析により現状把握を徹底的に行いました。〝社員は最も信頼できるパートナー〟であることを前提に、経営を可視化しました」と話し、全社員に経営数値の共有を図った。
この経営方針を実践するべく「働く環境づくりのガイドライン」を策定。社員の声を尊重した就業規則を整備し、労働環境の見直しを図った。給与規則も改定し、休日を自主的に設定できるようにもした。
また、室蘭本社のみだった車両工場を石狩市にも新設してアクセスを向上。運行状況をリアルタイムで管理するデジタコも導入するなど、ドライバーの負担も軽減している。
「利益を上げることが目的ではなく、やりがいのある〝現場〟をつくることが私の使命です。会社と社員が〝共に育つ〟風土づくりが重要。社員と一緒に会社を成長させます」と石見社長。