ビーロット 北海道支社
売買仲介が好調、道内不動産の魅力を全国へ発信
富裕層向け不動産・資産コンサルティングを中心に、不動産関連事業を手掛ける。
創業は08年。14年に東証マザーズ上場、18年に東証第一部、現在はプライム市場に上場している。
北海道支社は同社初の支社として11年に設立された。創業メンバーの長谷川進一副社長は北広島市育ちで、特別な支社と位置づけられている。16年のコンドミニアム「ザ・カムイ・ニセコ」、18年の「ホテル・トリフィート小樽運河」など大型物件も数多く開発してきた。
22年も収益不動産の投資、再生、仲介を手掛けたほか、アセットマネジメント(AM)でのファンド組成、プロパティマネジメント(PM)による管理も拡大。21年から北海道で新規参入した分譲マンションの販売代理でも実績を残した。
特に好調なのは売買仲介だ。近年、北海道の収益不動産は富裕層から人気があり、価格高騰の傾向にある。道内で5億円超の取引は限定的だが、同社では長谷川副社長が札幌を拠点に東京、大阪、名古屋、福岡などの富裕層にアプローチ。また、シンガポール駐在で培ったアジアの超富裕層へのパイプを生かし、道内の収益不動産の魅力を広く紹介し、不動産視察ツアーのアテンドも行う。
23年、同社は創立15年目の節目の年となる。
「当社がさらに飛躍するためには志を同じくする仲間が必要。23年は、向上心のある不動産人材を積極採用していきたい」と長谷川副社長は呼びかける。