脱炭素の新技術開発を加速。23年は〝脱皮〟の年
會澤 祥弘氏 會澤高圧コンクリート社長
老舗コンクリートメーカーの3代目社長。「脱炭素」をテーマに、世界が注視するメーカーに押し上げた。
22年は温室効果ガスのサプライチェーン排出量を実質ゼロにする「NET ZERO 2035」を策定。23年3月末までにプレキャストコンクリートメーカー50社、レディーミクストコンクリート工場50拠点へ関連技術を提供する。
「これにより、業界で脱炭素化の〝集団的な動き〟が加速する」とその意義を語る。
洋上風力事業も本格化。10メガ㍗級洋上風力のフルコンクリート浮体に燃料製造モジュールを搭載し、グリーンアンモニアを製造・貯蔵する製造艦の実証機開発に乗り出した。初号艦は「MIKASA」と命名。
「23年春に研究開発型生産拠点『福島RDMセンター』を開業する。脱皮の1年になる」
未来を拓く企業としての価値を高めていく。