地域包括ケアを強化。国内初の福祉拠点所も開設
阿部 智哉氏 向仁会理事長/サポートライフ会長
道南エリアを中心に、900床を越える多様な形態の高齢者居住施設を運営する。
22年は函館市内で複数のプロジェクトを一気にスタートさせた。
1つは国内初となる、地域包括支援センター機能と自立相談支援機関を一体化させた福祉拠点所の新設。
2つ目は、新たな診療科としての整形外科開設だ。介護施設利用者の健康管理、地域住民の治療を強化した。
「これにより複合施設内で、看護と介護、リハビリまで一貫したサービスの提供が可能となり、生活支援型長期療養施設が完成しました」
23年はDX化をさらに推進する。AIを用いたケアプラン作成支援システムの導入や、徘徊防止に人感センサーを導入する計画だ。
「これまでは〝箱〟への投資が中心でしたが、新たな年はIoT技術にも投資をしていきます」