アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

鍵谷陽平選手

在籍する選手では、チーム2人目の道産子となる鍵谷陽平選手。中学生だった2004年、日本ハムが北海道に移転し、すぐに応援するようになった。
「ドラフトで地元の球団に指名されて、最高にうれしかったですね。周りは日本ハムファンばかりなので(笑)僕よりも喜んでくれていました」
鍵谷選手はグラブやスパイク、道具ケースなどを紫色で統一している。その色に込めた“北海道愛”を明かす。
「北海道といえば富良野のラベンダー。何か地元のアピールができないかと考え、ラベンダーの紫を取り入れることにしました」
さらにグラブには母校・北海高校の校章である星形のマークもほどこしている。
七飯小学校時代、兄の影響で野球を始めた。七飯中学卒業後は親元を離れ、北海高校で野球漬けの日々を送った。
「実家にいたら、どうしても甘えてしまう。真剣に野球に取り組みたいと思い、家を出る決意をしました。高校での練習はつらかったですが、僕の野球の原点になっています」
中央大学では先発と抑えを経験。プロ入りし開幕1軍を果たした。今シーズンは中継ぎでの活躍が期待されている。
「起用方法にこだわりはありません。与えられた役割で、しっかりと仕事をするだけです。できるだけ勝利に貢献したいと思っています」
目標は、多くの試合に登板することと、防御率を低くおさえることだ。
3月30日の西武ライオンズとの開幕戦でプロ初登板。ワンポイントリリーフとして、デビュー戦をホールドで飾った。夏にはチームの函館遠征がある。
「凱旋登板ができればうれしいですね。両親や親せき、友人が必ず見に来てくれると思うので、いまから楽しみです」と笑顔で語った。
(竹内)

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(かぎや・ようへい)1990年9月23日、渡島管内七飯町生まれ。O型。身長177センチ、体重80キロ、右投げ右打ち。北海高校、中央大学卒。12年ドラフト3位で北海道日本ハムファイターズに入団。北海高校時代にはエースとして甲子園に出場。重心の低い投球フォームから浮き上がってくるストレートが持ち味で、MAX152キロを誇る右腕。背番号30