マイカ・ホフパワー選手

父の影響　物心がついたときから野球をしていたという。その証拠に2歳のホフパワー選手がバットとボールを持っている写真がある。
「父も野球が大好きで、その影響は大きかったと思います。2002年、カブスにドラフトで指名されたとき、とてもエキサイトしてくれました」
後悔しない　夢の舞台でプレーする切符をつかむも、メジャーとマイナーを行ったり来たり。8年間でメジャー定着はならなかった。
「つらい時期も過ごしましたが、組織の中で自分が求められている役割を意識するようになりました。最小限のチャンスでも後悔しないように全力プレーを心がけています」
福留孝介　来日1年目だが、ベースボールと野球の違いに戸惑うことはなかった。
「アメリカで同僚だった福留孝介選手（元中日ドラゴンズ）や彼のトレーナー、通訳から日本の野球の情報を仕入れていました。ファイターズ移籍を決断する際に大変参考になりました」
アジアン・ブラックベアー　家族の支えがパワーの源。妻と2歳になる愛娘も一緒に札幌へやってきた。娘の話になると思わず頬が緩んだ。取材日（5月18日）も娘を連れて、円山動物園に行ってきたという。
「子どもは円山動物園にいるサルがお気に入り。見るたびに大喜びしています。あとはクマ。種類はわかりませんが、名前をつけるとしたら、“アジアン・ブ ラックベアー”でしょうか。娘はボールで遊んでいるクマを見て、『ボールを食べちゃった』とはしゃいでいました。一瞬で心を奪われたみたいですね」
チームのために　長打力不足を補う“大砲”としての期待がかかる。
「目標とする個人成績は定めず、ホームランやヒットをたくさん打つだけ。チームの勝利のために頑張ります」
（竹内）