アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】玉井大翔選手

マウンドに立てなかった甲子園で…

井口投手との思い出はもののけ姫

斉藤 オホーツク管内の佐呂間町出身です。町民5000人が玉井大翔投手のことを応援しています!

玉井 だとうれしいです!多くの人から声をかけてもらうので期待感をとても感じています。

斉藤 昨年のドラフト会議後にラジオ出演していただきました。佐呂間町のリスナーからはたくさんのメッセージが届きました。きっと町の聴取率はよかったことでしょう(笑)中学時代まで佐呂間に住んでいました。どんなところですか?

玉井 ひと言で表すと、田舎ですが、自然が豊かで空気がおいしいです。

斉藤 帰省すると、必ず食べるものはあります?

玉井 カキとホタテです。実家に知り合いの漁師さんが差し入れしてくれるので。

斉藤 特産物ですもんね。うらやましい!秋には東洋ゴム工業の冬季タイヤテストコースで「サロマ大収穫祭」を開催しています。私も司会で何度か伺わせていただいたことがあります。

玉井 地元の大きなお祭りです。小さいころは毎年のように行っていました。

斉藤 「大翔(たいしょう)」というお名前はどなたがつけたのですか?

玉井 両親です。3兄弟なんですが、みんなに「翔」の文字が入っています。姉は「悠翔(ゆうか)」、兄は「翔平(しょうへい)」です。

斉藤 末っ子なんですね。

玉井 はい。居心地は結構いいです(笑)

斉藤 末っ子の玉井投手ですが、大学、社会人を経験して、ファイターズのルーキーでは1番年上になります。

玉井 いまとなってはそんなに気を遣いませんが、最初は高卒のルーキーと年齢の差を感じることはありました(笑)

斉藤 一方で、ファイターズには東京農業大学北海道オホーツク時代の1学年後輩・井口和朋投手と、同級生で新日鐵住金かずさマジック時代の先輩・加藤貴之投手が在籍しています。

玉井 心強かったです。2人のおかげで、すんなりとチームに溶け込めた部分がありました。

斉藤 大学時代の井口投手はどんな存在でしたか?

玉井 寮は2人部屋だったんですが、ずっと同部屋で、仲がよかったです。

斉藤 大学時代の先輩は「神様」みたいな存在だと聞くこともあります。東農大オホーツクでは?

玉井 きつい上下関係はあまりなく、割とフレンドリーでした。

斉藤 玉井投手が鎌ケ谷の勇翔寮に入寮する際、引っ越しを手伝ってくれていましたね。

玉井 僕の趣味は映画鑑賞なんですが、鎌ケ谷の寮では夜、よく井口とレンタルDVDを見ています。

斉藤 2人の思い出の映画と言えば!?

玉井 大学時代の録画したもののけ姫です!寮で缶ビール飲みながら何度も一緒に見ました(笑)
斉藤 大学生2人でジブリ作品を楽しむ光景って、何だかほっこりしますね。(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2017年8月号(7月15日発売)でお楽しみください。


→Webでの購入はコチラ
→デジタル版の購入はコチラ

(たまい・たいしょう)1992年6月16日、オホーツク管内佐呂間町生まれ。A型。身長178センチ、体重78キロ。右投げ右打ち。旭川実業高等学校、東京農業大学北海道オホーツク卒。社会人野球の新日鐵住金かずさマジックをへて、16年ドラフト8位で北海道日本ハムファイターズに入団した。6月2日の阪神タイガース戦では中継ぎ登板ながらプロ初勝利 。真っすぐとキレ味あるスライダーを武器に活躍が期待される道産子右腕だ。背番号54