月刊「財界さっぽろ」

自民党道連会長をめぐり、伊東良孝派VS高橋はるみ派が“恥知らずな争い”

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伊東良孝氏と高橋はるみ氏 ©財界さっぽろ

 自民党道連会長をめぐる“第2ラウンド”が続いている。発端は、前会長の橋本聖子氏が森喜朗氏の舌禍による辞任の後始末として、東京五輪・オリンピック組織委員会会長へ就任、その翌日に与野党から「政治的中立性」の担保を求められた末、道連会長を辞任せざるを得なかったことだ。今の自民道連は、収賄疑惑で議員辞職した吉川貴盛氏を支えた現執行部と、2019年知事選・参院選を経て形成された反吉川派の国会議員・道議で真っ二つに割れている。橋本氏の道連会長辞任後、現執行部では武部新氏が手を挙げ、その後衆院でもっとも期数の長い伊東良孝氏にスイッチ。対する反吉川派は高橋はるみ氏で固くまとまり、11人の国会議員は「6人」対「5人」に割れた。そのまま採決すれば武部氏が就任。だが道連の歴史上、投票で会長人事を決したことはなく「禍根が残る」として話し合いでの解決を模索したが、結論は見ていない。「伊東会長・高橋会長代行」で調整中とされているが、その結末は。


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