バンキン

屋根は「5年以内の点検」と「保険の活用」を推奨
屋根防水工事や外壁修理を手掛ける「バンキン」は、提案から施工までワンストップで対応。住宅やマンションのほか、大型施設まで幅広い物件を手掛けており、その技術力は多くの管理組合から支持されている。
川又寧社長は「家屋自体の寿命を伸ばすためには、屋根や外壁のリフォームが欠かせません。こまめな点検と修理は必須で、点検は3~5年を目処に行ってほしいもの。当社には、経験豊富な建築板金技能士が数多く在籍しているため、多様なニーズに応えることができます」と話す。
屋根防水の工法は、アスファルト防水やシート防水など多岐にわたる。なかでも同社が得意とするのは、塩化ビニル鋼板を用いた「塩ビ鋼板防水工法」だ。道内では、同社が初めて導入した工法として広く知られている。
この工法は、防水技能士の免許を持つ板金職人のみが施工可能な特殊工法で、施工可能な企業は全国でも4社しか存在しない。およそ15年前から全国的に普及し始め、道内でも大手コンビニエンスストアや札幌市営地下鉄の出入り口建屋などに採用されるようになっている。
具体的な施工方法は、高い強度を誇る鋼板に耐腐食性のポリ塩化ビニルをコーティングすることで行うものだ。
温度変化で伸縮することを考慮して、鋼板は10平方㍍以下にカットして敷設。継ぎ目に塩ビシートを用いて伸縮によるゆがみを予防できる。既存の防水加工の上からでも施工できるため、汎用性の高さもメリットだ。
また、ひび割れや剥がれなどへの耐久力に優れているため点検作業も容易。万が一穴が空いた場合には、穴の周囲がへこむ構造のため補修箇所が目視で判別できる。
修繕の際は、破損部分のみを切り取って交換できるため、他の工法と比較しても施工時間の短縮やコスト削減につながる。
一方で、屋根の補修には、保険の活用も推奨している。加入している火災保険を適用することで工事費が無料になる場合もあるという。
「近年は、雪による雪害の相談が多くなっています。保険が適用されるケースもあるが、適用の可否は専門家でなければ判断が難しい。まずは契約する保険会社に無料見積りを取り、相談することをお勧めします」と川又社長。
