ほっかいどうデータベース

鶴雅ホールディングス

新しい旅の形「アドベンチャーツーリズム」を推進

鶴雅ブランドに磨きをかけ、世界にチャレンジする

 外資のリゾート企業がこぞって北海道に進出する中「強力なコンペティターですが、この流れを道内観光活性化のチャンスと捉え、自社のサービスやホテルに磨きをかけて切磋琢磨していきたい」と話す大西雅之社長。

 道内15のホテルを展開し、北海道のポテンシャルを誰よりも熟知する〝観光のカリスマ〟は、アクティビティや自然・異文化体験と宿泊をパッケージしたアドベンチャーツーリズム(AT)を最重要ポイントと捉えいち早く取り組んできた。新コンセプトのホテルの新設やリニューアルを積極的に実施するなどコロナ禍でも攻めの経営に徹した。

 また、オホーツク管内津別町の契約農園では各ホテルで提供する有機野菜を栽培。「洞爺湖 鶴雅リゾート 洸の謌」では、ベリーファームや大西社長の念願だったワインづくりにも挑戦する。〝食〟でも差別化を図る。

「24年は国のコロナ支援も終わり、アフターコロナの特需も落ち着き〝自力〟が試される年でしたが、おおむね計画通りに推移した」と大西社長。

 11月からは道と3つの道内宿泊団体が中心となりスタートした「北海道民&公式予約限定 HOKKAIDO直割」と銘打った地元還元キャンペーンに賛同し、道民限定で10~15%オフという特別価格を用意している。

 創業70周年の節目となる25年は、3月に支笏湖エリアで3施設目となる新ホテル「支笏湖 鶴雅別荘 箔の抄」の建設をスタート。26年春の開業を目指す。

大西雅之社長
「支笏湖 鶴雅別荘 箔の抄」