〝人財〟への投資が奏功。新年は全国で営業強化

　物流業界に波紋を広げた２０２４年問題に対し、〝人財〟への積極投資で対応した。

「全産業平均の水準に合わせてグループ全体で昇給を実施。輸送力は十分に確保できていると判断しています」

　輸送資材の原価上昇等がある中で25年３月期の中間決算は増収増益。下半期も好業績を見込む。

「物流の原価上昇については、輸送力を維持するために引き続きお客さまにもご理解いただけるように努めていきます」

　25年度は、新たな中期経営計画のスタート年。30年度までに売上高１０００億円という目標に向け足元を強化する。

「メーカーから店舗へ直送することで物流コストを大幅に削減する独自の輸送商品『ＤＤロジ』など、展開する事業をしっかり伸ばしていく。グループ全体の売り上げ比率は７割が道外。今後は全国で営業を強化し、各地で荷物の取り扱いを増やしていきます」