ロジネットジャパン
受注・取扱量が増加。売上高が過去最高を更新
北海道、東日本、西日本、九州で物流事業を展開。地域を結ぶ中継輸送、1パレット単位の荷物を環境配慮型紙パレットを利用して最終納品先に直送することで中間物流コスト・労働力・CO2を大幅に削減するサービス「DDロジ」、JR貨物を組み合わせた長距離幹線輸送サービス「R&R」など、画期的で多彩なロジスティックスサービスを提供する。
2024年3月期の連結決算は、売上高が740億7500万円(前年同期比1・7%増)、経常利益31億7100万円(同16・4%減)、当期純利益19億4300万円(同24・0%減)となり、売上高は過去最高を更新した。
取り扱いエリアの拡大、大手取引先の取り扱い数量の増加や料金改定などが増収に寄与した。
一方、事業拡大を見据え、輸送能力増強のため人材への先行投資を行った。ドライバーの待遇改善のほか、大卒初任給の引き上げを実施。燃料費や輸送資材高騰とともに期中の利益を押し下げたが、人材確保・流出防止策として効果を発揮。今後の業容拡大につながると見られる。
次期は、適正料金の収受、DDロジの拡販や単身者向け引越しサービス「さくらボックス」を展開する引越事業の拡大などに引き続き注力するほか、自社輸送能力の強化とITによる業務の効率化を推進。売上高800億円、経常利益38億円、当期純利益23億9000万円と増収増益を予想。各指標で過去最高を見込んでいる。