人的資本経営で地中の課題を一手に解決する
佐藤 昌一氏 北雄産業社長
道内大手の杭メーカーを率いる。自社一貫体制によるスピード対応が武器だ。自己資本比率を高め経営基盤は安定。24年の業績も好調で過去最高益だった23年を上回る見込み。札幌・千歳・苫小牧エリアの需要拡大が追い風となった。
「24年は創業55周年の節目。人材採用と育成にこだわった1年でした」
「少子高齢化の時代は若者に選ばれる企業でなければならない」との考えで人的資本経営を実践。賃金はもちろん、賞与や働きがい、SDGsへの取り組み、健康経営、福利厚生の充実等に注力してきた。「利益は社員に還元する」。その結果、ここ数年は新卒、中途採用者ともに定着率が高い数値を示している。
「25年はDX化をさらに推進。生産性を大きく向上させるほか、新たな付加価値も創造する。当社のモットーである『土の中のことは全てできるように』を深掘りしていく」