「超広角走査型レーザー検眼鏡装置」を新たに導入
「北広島おぎの眼科」が、新型眼底カメラの「超広角走査型レーザー検眼鏡装置」(オプトス社製)を導入した。眼病の早期発見と検査時間の短縮に貢献している。
北広島おぎの眼科は、JR北広島駅前に立地。眼科疾患の日帰り手術に重点をおき、北広島市民はもちろん、札幌市などの近郊市町村からも数多くの患者が訪れる。安全かつ精密な治療を心掛けており、先進的な医療機器の導入にも積極的で、OCT3台目を導入。網膜などの断層画像を撮影する機械で迅速な検査・治療に貢献している。
また、今年5月にはオプトス社製の「超広角走査型レーザー検眼鏡装置」を導入し、新型眼底カメラで、従来機よりも広い画角を鮮明な画像で撮影できるのが特徴だ。
荻野哲男院長は「国内1号機です。従来機は45度程度しか撮影できないため、広い範囲を調べるには繰り返し撮影をして画像を重ねる必要がありました。今回導入した新型モデルは200度の範囲を一度に撮影可能で、網膜の約80%の領域をカバーできます。しかも撮影時間は0・4秒です。検査時間の大幅な短縮を実現できました。病変を見逃す可能性も低く、即戦力となっています」と解説する。
患者は撮影時に瞳孔を開く点眼が不要なため「点眼前後の待ち時間がない」「検査後すぐに日常生活に戻ることができる」というメリットがある。
「院内の混雑が緩和できた。正確性と早さを両立すべく、今後も積極的に機器を導入していく」と荻野院長。