希望のつぼみグループ

　急速な高齢化率上昇の影響などから人手不足が深刻化する介護業界。今後、介護サービスの提供に悪影響を及ぼす懸念もあり、介護職員の処遇改善、働き方改革、ＩＴの有効活用などの整備が急務となっている。

　そんな中でＤＸ化をはじめとする業務効率化を早くから取り組んでいるのが「希望のつぼみグループ」だ。

「スタッフが少しでも仕事に集中できる環境をどのように整えていくか。利用者さま、ご家族さまにいかにして安心して利用していただけるか。当社はグループ全体でこれらの課題にいち早く取り組んできました」と語るのは青山央明社長。

　同グループは道内で26の介護事業所を展開。〝あきらめない介護〟をモットーに、総勢約３５０人のスタッフが日夜サービスの向上に努めている。

　日常業務ではスタッフ間のコミュニケーションツールに「Ｃｈａｔ ｗｏｒｋ」を利用。情報共有の円滑化や漏れの防止、会議や打ち合わせの回数削減に努めている。また、小冊子「月刊Ｎｅｘｔ ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ」を発行。スタッフ、利用者、家族との情報を共有している。