つしま医療福祉グループ ノテ福祉会

「つしま医療福祉グループ」は、「誰もが住み慣れた地域で、生涯安心し、生きがいをもって暮らしていくことができる共生社会」を目指して活動している。

　医療・介護分野の優秀な人材を輩出する「日本医療大学」、生涯活躍のまち〝ココルクえべつ〟を運営する「日本介護事業団」など社会福祉法人や医療法人、学校法人など11法人が連携して医療と介護を一体的に提供。

　その中核となるのが「ノテ福祉会」だ。全国に先駆けて〝特別養護老人ホームを「核」としたノテ地域包括ケアシステム〟を独自に実践しており、施設入居者のみならず、在宅で暮らす高齢者や介護に関わる地域の人々を支援する介護拠点の役割も担う。現在は、医療施設４カ所、介護施設92カ所を運営している。

　中でも各方面から高い評価を得ているのが、介護付有料老人ホーム「天（てん）」（札幌市豊平区月寒中央通６丁目）だ。大手老人ホーム検索サイトが認定する「みんなの介護ＡＷＡＲＤ２０２３」では、北海道部門の第２位にランクインされた。

　同施設は13階建ての全85戸。定員は89人でユニット型個室を採用。少人数のグループごとに専任の職員を配置するため、プライバシーに配慮しながら個別にサービスを受けられるのが特徴だ。

　高齢者の健康状態や要介護度は変化するため、そのたびに施設を転々とするケースが見受けられるが「天」ならば入居後に認知症が進行したり、病気で介護や医療支援が必要になった場合でも退去ではなく、ホーム内で住み替えができる。

　さらに、看護師が24時間常駐しているため夜間帯も安心。法人内の日本医療大学病院と連携することでターミナルケアにも対応できる。支援が必要になっても最期まで安心して暮らし続けられる体制が整っており、高い評価につながっている。

　共用スペースでは、12階にレストランやカラオケルーム、サークルルームなどを設置した。

　特に最上階の展望大浴場からの眺めは絶景で、フィットネスルームでは、リハビリ専門職による本格的な施術を受けられる。

　このほか「寿司処」では、月２回寿司職人が握りたての寿司を提供する。家族を呼んでの利用もできる。

　

「寿司処」では職人が握りたてを提供。家族と一緒に利用もできる