恒完工業
技術者としてさらに成長できる環境を整備
建設業の働きがいの1つは、大きなプロジェクトに携われることではないだろうか。空調、冷暖房設備工事、衛生設備工事を主事業に、建築工事全般を行う「恒完工業」は、公共施設をメーンに受注。これまでに「札幌コンベンションセンター」や「平岸プール」、「札幌コンサートホールKitara」といった道民・市民の誰もが知るランドマーク的施設の工事も数多く手掛けてきた。
1944年に創業した同社は、今年創業80周年を迎えた。佐々木養孝会長は、国家資格である一級管工事施工管理技士資格保有者や建築施工管理技士の採用を推進。有職者には現在の待遇よりも好条件を確約している。
対象者に向けて佐々木会長は「資格は取得することがゴールではなく、それを生かすことが重要。特に30~40代の〝過ごし方〟で技術者としての将来が変わる。大きなプロジェクトに関われる当社なら、能力を最大限発揮することができます」と呼びかける。
また、ICT化をベースにした最新の業務フローに身を置けることも同社で働くメリットといえる。建設業界ではICT化が進む一方、先行投資が膨大になることから限定的な導入にとどまる企業も多い。盤石な経営基盤で業績が安定している同社は、施工管理を効率化する3Dキャドシステムやスパイダープラスの活用ほか、クラウドによる現場管理などもデジタルに移行。積極的にICT化を進めている。
「労働人口の減少や職人の高齢化といった建設業の現状から、生産性を向上させるICT化は避けて通れません。いち早く実務を通して順応すれば、他の技術者の一歩先を行くことができ、自身の価値を高められます」と佐々木会長。
同社では、このほか二級管工事施工管理技士と給水装置工事主任技術者の有資格者も募集している。
「技術者として成長できる環境を整えています。転勤もないので腰を据えて挑戦してほしい」と佐々木会長。施工品質のさらなる向上に従業員満足が欠かせないと捉え、ワークライフバランスにも配慮するなどメリハリのある働き方ができる。
工事部 太田 雄也さん
前職は電気工事士でした。当社の現場を見る機会があり、「一から学びたい」と思ったのが転職のきっかけです。職場の雰囲気もよく、わからないことがあればすぐに聞けますし、親身になって教えてくれます。入社3年目ですが、一昨年の11月に資格を取得し、二級管工事施工管理技士補として働いています。次の目標は一級管工事施工管理技士。最短で取得し、ステップアップしたいと考えています。