真嶋内装
〝持続可能な未来〟のために軸を複数据える
一般住宅のリフォーム、商業施設等の内装工事を手掛ける「真嶋内装」は、主事業と異なる事業への多角化が最大の特徴だ。
真嶋彰社長は「4年前にスタートした個人向けのレンタカー事業が好調です。これに加え、2023年は中古車販売も開始しました。事業の柱を複数持つことは〝持続可能な会社の未来〟にとって大切です」と話す。
こうした言葉を裏付けるように、23年12月には風力発電事業に参入。一般住宅や施設に「ANS風力発電機」の施工と設置もスタートしている。
このANS風力発電機は、縦型式の小型風力発電機を複数台接続して発電するもので、これまでのプロペラ型小型風力発電機より、価格や設置工事費が安価で振動や雑音も少ないのが特徴。微風でも安定した発電効率を保つことができる。
「道内で施工できるのは、当社含めて2社のみです。24年はこの事業に注力していきます」と真嶋社長。
一方で、次なる事業の準備も整える。余市町に約2万坪の土地を取得。ワイン製造用のぶどう農園として、今秋に開設する計画だ。